東京都下水道局が、職員の制服用にワッペン2万枚を作製しながら、デザインが都の内規に反するとして約3400万円かけて作り直した問題で、都は17日、作り直しを決めた今里伸一郎・同局長(58)について、減給20%(3か月)の懲戒処分にしたと発表した。
都は「公金の無駄な支出で懲戒処分にするケースはまれだが、今回は特に額が大きく、厳しくした」と説明している。
発表などによると、同局は昨年、制服の新調に伴い、イチョウの形をした都のシンボルマークのわきに、約5センチの水色の波線を加えたワッペンを作製。マークの取り扱いを定めた都の内規に、「他の要素を加えない」という規定があったため、今里局長は、例外が認められていたにもかかわらず、作り直しを決めた。これについて、都は、今里局長が経済性を軽視したと認定した。作り直しにあたっては、最初のデザインを決めた担当部長と課長(いずれも当時)が、内規の確認不足などを理由に訓告処分を受けていたが、都は取り消す方向で調整している。
今里局長は「極めて厳粛に受け止めている。都民の信頼確保に努めたい」としている。
ワッペン作り直しの都下水道局長、「異例」の懲戒処分に(読売新聞) - Yahoo!ニュース
訓告処分になったのは初めにデザインを決めた人たちで,作り直しを決めた責任者じゃなかったんですね。
なんで初めから責任者を処分しなかったんでしょうか?
たまたま,責任者の処分を決めるのに時間がかかっただけとは思えません。
ニュースになって苦情の電話がたくさん来たからでしょう。
石原知事は別に好きじゃないですけど,石原知事という注目度の高い知事が会見で文句を言ったからこそのことで,注目されない自治体だったら責任者は処分されなかったのではと思います。
公務員だけじゃなくてどこでも,お偉い人は責任を下に押し付けてお給料だけたんまり貰うんですよね。